この記事では教育現場でも利用が増えているレスポンスアナライザーについて解説します。レスポンスアナライザーのメリットや大学での利用事例についてもご紹介します。

レスポンスアナライザーとは

レスポンスアナライザーとは、主にセミナーや講義などで使われる双方向のコミュニケーションを実現する ICT(Information and Communication Technology)を取り入れた支援システムです。

専用端末を使用する事で、教員が学生に対してアンケートとり即座にプレゼンテーションにアンケート結果を表示したり、授業内容のフィードバックをリアルタイムに行うことができます。インタラクティブな授業を実施する一つの手法として,多くの教育機関にてレスポンスアナライザーを使用した授業の導入が注目されています。

※レスポンスアナライザーは、クリッカーやアンサーパッド、トータライザーなど様々な呼び方がありますが、基本的には同じものです。

回答結果をリアルタイム表示

レスポンスアナライザーでは、学生たちに手元の端末を操作してもらうことで、その回答結果をリアルタイムに表示させることができます。端末で操作するため電波の悪い屋内でも利用することが可能で瞬時に結果を表示させることが可能です。

 

双方向型授業・アクティブラーニングのメリット

従来の教員の一方向のコミュニケーションではなく、双方向のコミュニケーションが発生させることで、学生の能動的な学習への参加を取り入れた授業や学習の総称がアクティブラーニングです。アクティブラーニングにはいくつかの形がありますが、レスポンスアナライザーは、このアクティブラーニングを実現する1つの手段です。

主題に対する意識的・実質的な興味を喚起

双方向のコミュニケーションを行うことで、能動的・意識的に授業に取り組むようになります。従来の従来では一方向のコミュニケーションで学生は、受動的な学習でよっぽと内容に興味関心が湧くものでない限り興味喚起を行うことができません。双方向型のコミュニケーションによって主題を自分ごと化させて考えさえることが可能となります。

 

学習内容への理解を深められる

アメリカ国立訓練研究所の研究によると、学習方法によって学習の定着率が違うと言われています。

具体的には講義による学習の場合、定着率は5%と言われています。一方で双方向のコミュニケーションなどグループ討論の場合は50%ととも言われています。双方向のコミュニケーションを行うことで学習内容への理解が深められると言えます。

 

授業のペースを調節できる

レスポンスアナライザーがあれば、講義の合間で学生たちに理解度を確認することができます。これにより理解できている人とそうでない人の割合を確認することができ、授業のペースを調整することが可能です。

 

 

大学・教育機関での事例

弊社には、Socratec SV(ソクラテックエスブイ)というクリッカー端末商品があります。ここでは弊社のクリッカー商品を活用いただいた教育機関の導入事例をご紹介します。

 

眠くならないための授業実現のため導入/医療科学総合大学様

三重県の鈴鹿市にある鈴鹿医療科学大学さまでは、学生にクリッカーを配布し眠くならないための授業実現のために導入していただきました。学生は手元のクリッカーを使用し、「○」や「☓」や番号のボタンを送信し、フィードバックを行っている。「分かりやすさ」「眠たさ」などの項目を点数化し、悪かった部分は次回の講義では説明を変えるなど工夫を行っている。

 

教習生の理解度の調査のために導入/自動車学校様

教習最後の理解度チェック等に使用していただきました。今まで個別に教習生を指名し答えてもらったりしていたが、どの程度教習生が理解してるのかグラフで表示されるため把握しやすくなりました。個別で指名されるのを嫌がる方もみえたが、クリッカーを活用することで改善。アンケートでも「ボタンを押す授業が楽しかった」等好評だった。

 

ICT活用教育におけるクリッカー導入/大正大学様

大正大学様では2009年早い段階からクリッカーを導入したICTを活用した教育に力を入れており、弊社のクリッカーを導入していただきました。

 

まとめ

このように多くの教育機関でICT活用教育の一環として、弊社のクリッカーであるSocratec SV(ソクラテックエスブイ)をご利用いただいております。

クリッカー導入の方はこちらのSocratec SVの商品ページより詳細をご確認ください。